- マウスピース矯正(インビザライン)とは
- マウスピース矯正はこのような方におすすめ
- インビザラインの特徴
- インビザラインのメリット・デメリット
- iTero(アイテロ)による精密スキャニング
- インビザラインの種類
マウスピース矯正
(インビザライン)とは
「インビザライン」は、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の矯正治療システムで、全世界で1700万人以上の治療実績※があります。(※2023年12月末時点)
この治療法は、一人ひとりの歯並びに合わせて設計・作製された取り外し可能なマウスピース型の矯正装置を用いています。治療の進捗に応じて、特定の歯並びを改善する部分矯正から、全体の歯並びを改善する全体矯正まで対応できます。
専用のスキャナーを使用して型取りを行います。取得したデータをもとに3Dシミュレーションを作成され、歯の動きや治療後の歯並びを確認することができます。事前にゴールを把握できることにより、安心して治療を開始することができ、治療中のモチベーションにもつながります。
インビザラインの
優れたポイント
進化し続けている
矯正システム
データ解析により、以前では難しかった症例にも対応できるように進歩しており、現在では抜歯が必要な症例を含む幅広いケースにも対応可能となっています。
デジタル技術で
正確、精密
インビザラインは、マウスピース装置の型取りから作製まで、多くの過程で精密機器が使用されています。最初にお口の型をとるために専用のスキャナー「iTero(アイテロ)」を使用し、取得した3Dデータをもとに専用のマウスピース型の装置をデジタルで設計・作製します。コンピューターが緻密に計算し、精密機器が装置を作り上げるため、従来の手作業に比べて高い精度を実現できます。
世界トップクラスの
信頼性
インビザラインは、透明性、取り外し可能性、快適性などの優れた特徴を持ち、これにより世界中で多くの患者さんから支持を受けています。これらの治療実績は、歯科医師からの信頼を厚く、現代的で先進的な矯正治療法として注目を集めています。
マウスピース矯正は
このような方におすすめ
- 矯正装置の見た目が気になる方
- 人と接することが多い方
- 結婚式や面接など大切なイベントを控えている方
- 食事への影響が心配な方
- できるだけ痛みを抑えたい方
- 金属アレルギーがある方
インビザラインの特徴
無色透明で
気づかれにくい
インビザラインは、透明で薄いポリウレタン製のマウスピース型矯正装置で、その外見の自然さが特長です。透明かつ薄い材料を使用することで、歯に装着していても目立たず、自然な笑顔を維持できます。このため、矯正中であることを気にせず治療に専念でき、人目を気にする方や目立つ装置に抵抗のある方にとって理想的な選択肢と言えます。
治療による痛みを
軽減できる
マウスピース型矯正装置であるインビザラインは、1〜2週間ごとに新しいものに交換し、徐々に歯を適切な位置に誘導していく治療法です。歯へのかかる力が穏やかなため、痛みを抑えつつ歯を動かすことができます。
金属のパーツが口腔粘膜に当たることがないため、通常の歯列矯正装置のように痛みや口内炎を引き起こす心配もありません。
自分で装着も
取り外しもできる
インビザラインは自身で着脱できる矯正装置です。取り外しができることで、今まで通りの食事が可能になり、粘着性の高い食べ物も制限なく摂取できます。これにより、従来の矯正装置では避ける必要のあるキャラメルや餅なども食べることができます。また、取り外して歯磨きができ、清掃が容易なため、むし歯や歯周病のリスクも低減されます。
金属アレルギーが
あっても治療可能
インビザラインは金属を一切使用せず、ポリウレタン製のマウスピース型装置を使用するため、金属アレルギーを持つ方でも安心して治療が受けられます。
治療シミュレーション
を確認できる
インビザラインの治療では、独自のシミュレーション機能で歯の動きや治療後の歯並びを確認することができます。歯の型取りをしたデータを用いて行います。この機能では、今までの豊富な治療データや歯科の専門的な知識をもとに、歯がどのように動くかを非常に正確に予測することが可能です。治療を開始する前に、画面上で歯がどのように動いていくか、治療が進むにつれてどのように変化するかを3Dで確認することができます。
通院回数を抑えられる
インビザラインでは、終了までに使用する全てのマウスピース装置を一括で作製します。最初に使用方法と注意点を説明し、その後は1〜2週間ごとに自身で次のマウスピースに取り替えていただきます。通院頻度は特に問題がなければ2〜3ヵ月に1回程度のため、お仕事などで多忙な方も少ない通院回数で治療を進めることができます。
インビザラインの
メリット・デメリット
メリット
- 周りの人に気づかれない
- いつでも取り外せて衛生的
- これまでどおりに歯磨きができるため、むし歯や歯周病のリスクが低い
- 食事制限がない
- 通院回数が少ない
- 痛みが少ない
- 金属アレルギーでも受けられる
- ホワイトニングを同時に行える
デメリット
- 歯並びによっては適用できない
- 装着時間を守る必要がある
iTero(アイテロ)による
精密スキャニング
口腔内スキャナー
「iTero element 5D」
とは
iTero element 5Dは、口腔内をスキャナーでスキャンすることで、歯の3Dデータを作成する先進的な機器です。以前は印象材を用いて患者さんが粘土のような印象材を噛んで歯型を作っていましたが、iTeroではその必要がありません。口腔内をスキャンすることで精密な3Dデータが作成されるため、型取りの不快感を軽減できます。
スキャンは2~3分で完了し、治療や検診の合間に受けていただけます。即座にデータが反映され、口腔内の状態を確認できます。歯並びや咬み合わせ、形状、歯石の付着なども確認できるため、的確な診断を行うのに役立ちます。
口腔内スキャナー
iTero element 5D
の特徴
- 不快感がほとんどない
- 2〜3分でスキャン完了
- 治療シミュレーションができる
- 小さなむし歯も発見することができる
iTero(アイテロ)を使う
メリット
型取りの負担が
ほとんどない
マウスピース矯正のための歯型取りは、iTeroを利用することで大きく進化しました。iTeroを使用すると歯に光を当てるだけで、たった2~3分で型取りが完了します。
治療がスピーディに
進む
iTeroでスキャンされたデータはオンラインでアライン・テクノロジー社に送信され、マウスピースの製作が始まるため、治療を素早く開始することができます。
より精密な治療が可能
iTeroを使用した型取りでは、わずか1秒間の間に6000枚分のデータが取得されます。この非常に高いデータ収集速度により、極めて精密な歯型が得られ、それに基づいて作製されるマウスピースも同様に非常に精密です。この高い精度により、治療の精度が向上し、より効果的な矯正治療が可能となります。
安全・清潔
iTeroエレメントからの光は体に無害であり、安全性が確認されています。この光は妊婦さんにも問題なく使用できます。従来の型取りで使用されていた粘土状の材料と比べて、光を当てるだけで型取りができるため、喉に流れ込んで苦しくなる心配がありません。
インビザラインの種類
エクスプレスパッケージ
軽度な歯の症状に焦点を当てたもので、主に前歯のズレや隙間、後戻りの防止を対象としています。治療期間は3~4ヵ月に限定され、部分的な矯正と短期間での治療が大きな利点です。
ライトパッケージ
インビザラインのライトパッケージは、前歯の部分に特に焦点を当てた治療法です。この治療は、約7ヵ月で軽度の歯の症状を改善することを目指しています。前歯は口の中でも目立ちやすく、すきっ歯や出っ歯などが気になる方々に対して特に適しています。
スタンダードパッケージ
歯並びの改善に向けて片顎に26枚(両顎で52枚)のマウスピースを使用し、美しい歯並びを目指す治療プランです。歯の大きな移動や抜歯が不要な場合に最適です。軽度から中度の歯並びのトラブルに適しています。
コンプリヘンシブパッケージ
コンプリヘンシブパッケージは、歯列全体を効果的に治療するスタンダードなプランです。このパッケージでは、マウスピースの枚数や治療期間に厳しい制限がなく、治療計画の柔軟な変更が可能です。難易度の高い治療や特殊なケースにも柔軟に対応できるのが、このパッケージの大きなメリットです。