小児歯科・小児矯正

小児歯科

当院では小児歯科学会「小児歯科専門医」が在籍しています。
また、女性の歯科医師も在籍しておりますので、男性がいやなお子さんがいらっしゃいましたら女性の歯科医師のご予約も可能です。

小児歯科では、乳歯のむし歯の治療・予防などを行い、永久歯に健全に生え変わるようにサポートします。
歯の健康は全身の健康に繋がるため、元気なお子さまの笑顔を守るためにも、歯のケアに力を入れていただくことが大切です。

乳歯はいずれ抜けるため、むし歯を放置される方が少なくありません。しかし、むし歯が進行すると永久歯までむし歯になり、結果的に歯を失うことになる恐れがあります。反対に、乳歯のむし歯を防ぐことで、永久歯がむし歯になりにくくなります。小さい頃から歯科医院へケアに通い、むし歯をしっかり予防していただくことが重要です。

当院では、お子さんの歯の健康をお守りするためにサポートしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

乳歯の特徴

乳歯は永久歯よりも小さくて、歯を覆うエナメル質と象牙質の厚みが永久歯の半分程度しかありません。
そのため、むし歯の進行が早く、23ヶ月程度で神経に到達するケースもあります。
また、乳歯は永久歯よりも白いことも特徴です。

乳歯の役割

乳歯の役割は、永久歯が生えてくるスペースを保つことです。
早期に乳歯を失うと、周りの歯が移動して、永久歯が生えてくるスペースを減少させる恐れがあります。
その結果、歯を押しながら永久歯が生えてきて、歯並びが乱れてしまいます。

むし歯にならないために

むし歯を防ぐには、口の中に糖分がある時間をなるべく減らす必要があります。
チョコレートやキャラメルといった糖分が多いおやつを控えると共に、だらだら食べをさせないことが大切です。
時間を決めておやつを与えて、食べ終わったらすぐに歯磨きをさせることで、むし歯菌が酸を出す量を減らすことができます。

歯磨きができない状況の場合は、うがいだけでもしましょう。

当院はお子さんにもやさしい歯医者です

当院では、お子さんと優しく接することを心がけております。
お子さまは、急に暴れ出したり怖がられたりと、大人とは全く違う対応をされます。
これは、コミュニケーション不足が原因だと考えられるため、当院ではお子さんの不安を取り除けるようなコミュニケーションを意識しております。

同時に、安心して治療を受けていただけるように、治療器具を説明したり実際に触ってもらったりしています。
この工夫により、歯科医院が怖いところではないことを認識してもらうことが出来ます。
このように段階を踏んで治療を行っておりますのでご安心ください。

歯科医院に行き始めるタイミング

1

生後8ヶ月頃から徐々に乳歯が生え始め、1歳半頃には上下の前歯と奥歯が合計16本生え、2歳半~3歳にかけて全ての乳歯が生え揃います。この段階で歯科医院を受診して、問題の早期発見・早期治療に努めることが大切です。

 

2

永久歯と乳歯が混在している状態では、歯ブラシがすみずみまで届きません。そのため、むし歯のリスクが高い時期と言えるのです。また、顎の発達や歯並びの形成にも重要な時期であるため、3ヶ月に1回は歯科医院を受診して、問題の早期発見・早期治療に努めていただくことが大切です。

 

当院の小児歯科メニュー

ブラッシング指導

磨き方のクセや歯並びなどを踏まえ、適切なブラッシング方法をアドバイスいたします。
セルフケアはむし歯・歯周病予防に欠かせません。仕上げ磨きの方法もレクチャーしますので、ぜひ参考にしてください。

フッ素塗布

フッ素には、むし歯菌が出す酸への抵抗力を高める働きがあるため、むし歯予防の効果が期待できます。
フッ素は果物にも含まれる成分で、人体に影響はありません。

シーラント

奥歯は溝が深くて汚れが溜まりやすく、むし歯のリスクが非常に高い部位です。
そこで、歯科用プラスチックで溝を埋めてしまい、むし歯を予防しようというのがシーラントです。

小児矯正

小児矯正とは、顎の成長を促したり噛み合わせを治療したりして、将来的に歯がきれいに並ぶようにする治療のことです。歯並びの悪さを放置すると、思春期になったときに大きなコンプレックスとなり、心の成長に悪影響を及ぼす恐れがあります。また、むし歯や歯周病のリスクも高まるため、子どものうちに矯正することが大切です。

歯並びに影響する癖に注意!

歯並びに悪影響を及ぼすクセは、指しゃぶり、唇を噛む、口呼吸、舌で歯を押す、片側で噛む、頬杖などです。
例えば、指しゃぶりは前歯に力がかかることで歯が問題のある角度で生えてくるようになります。
舌で歯を押すのも同様です。そのほか、偏って片側の歯で噛むと、顎の筋肉の発達に左右差が生まれ、結果的に顎のスペースに偏りが生じます。
このように、小さなクセの積み重ねで歯並びが乱れるため、小さい頃から注意しておくことが大切です。

当院の小児矯正メニュー

床矯正

床矯正とは、顎のスペースを広げるための取り外し式の矯正装置です。
あくまでも顎のスペースを広げるものであり、歯を1本単位で動かすことはできません。
そのため、歯並びが乱れている場合は、別の矯正治療が必要になります。

ムーシールド

ムーシールドは、受け口の治療に使用する矯正装置です。
就寝時にマウスピースを装着し、口の周りや舌の状態を整えることで、受け口の改善を目指します。
3歳から適用できる治療で、顎の正常な発育を促すことができます。

ムーシールドのメリット
  • 歯を抜く必要がない
  • 痛みはほとんどない
  • 自由に取り外せる
  • 費用が安い
ムーシールドのデメリット
  • 後戻りする場合がある
  • 口の周りや舌のトレーニング状況に治療結果が左右される
  • 受け口にしか効果がない
  • 効果が現れやすい時期が限られている